bond of friendship
僕たちの作ろうとしているバンドは、ドラムメンバーさえ揃えば完成します。
今、仲間と作っているこれには、高校での何よりの思い出になるような、今しかできない、自分たちにしかできないようなことをしたい、という思いが詰まっています。
ドラムメンバーにはあてがあって、というか絶対にその人にやってもらおうと誘致しています。
彼のドラムの腕前は本当にピカイチで、ぽかんと口が空いてしまうほどでした。
彼とは付き合いも長いですし、「このバンドに入りたい!」と思わせてしまうような魅力を僕らが身につけて、心からの同意のもとでメンバーに加えられたらなぁと思います。
今の僕らは高校2年生。来年の文化祭での発表を目標に練習に励んでいます。
軽音部があるわけでなく、個人練習が主なのですが、毎週金曜日の昼休みには音楽室を使って3人で練習をさせてもらっています。
毎週のようにクラスの女の子友達や、いつも僕らの歌を聴いてくれる音楽担当の女性の先生と、それに会いに来た女性の先輩が聞いてくれるので自信を身につけるいい機会となっています。あれ…?行く人来る人が女性ばっかりだ!
僕らのクラスは8割が女子ですし、やっぱり女性のほうが昔を懐かしんで先生に会いに来たりするのが好きですし…。個人的にも女性のほうが歌う時により緊張するので、いい練習になって助かります。
バンドメンバーは3人とも、本当にひたむきに練習に励んでいます。
感動して鳥肌が立ってしまうくらいに。
彼らは、数少ない心から信頼できる友達だから、いつまでもこの仲を大切にしていきたいなぁ。
そうそう、そんな友達との「友情」や「絆」みたいなものを感じているうちに、幼馴染の友達や、中学の時に「お前らはいつも一緒にいるな」なんて言われるような仲良しグループとの交流や、サッカー部だった時の辛い時も楽しい時も共に過ごしたチームメイトを思い出して大変しみじみとしました。
小中高と、友達に恵まれたなぁと嬉しく思います。
これまで一緒だった友達に会って、久しぶりにみっちりと話がしたいなぁ。
自分も青春できていたんだなぁ、となかなかに感慨深いです。
残された青春時代も、残りわずかかな。
今の時間は今しか手に入れられないものなのだと理解して、充実した毎日を送っていきたいです。
ありがとうございました!